開催時期:毎年10月8日
開催地:三鷹市野崎
三鷹市の静かな住宅地に鎮座する野崎八幡社。毎年10月8日の夜には、眼病に効くとされる不思議な団子を求めて、多くの人が集まる伝統行事「だんごまき」が開催されます 。今回は、三鷹市の文化財にも指定されているこの珍しいお祭りについてご紹介します 。

野崎八幡社の「だんごまき」とは?
10月8日、野崎八幡社では、夜9時が近づくと、それまで閑散としていた境内に人が集まりはじめます。境内にある薬師殿のお祭りで行なわれる団子まきがお目当で、盛大に撒かれる団子を拾おうと待ち構える人々でいっぱいになります。
団子づくりは、当日の朝からはじまります。上新粉を蒸して粉をまぶし、飯台に入れて笹で飾り薬師様にお供えします。その数約7200個。気が遠くなるような数です。
境内には、薬師殿があり、愛知県の蓬莱寺(真言宗)の尼
10月8日、野崎八幡社では、夜9時が近づくと、それまで閑散としていた境内に人が集まりはじめます。境内にある薬師殿のお祭りで行なわれる団子まきがお目当で、盛大に撒かれる団子を拾おうと待ち構える人々でいっぱいになります。
団子づくりは、当日の朝からはじまります。上新粉を蒸して粉をまぶし、飯台に入れて笹で飾り薬師様にお供えします。その数約7200個。気が遠くなるような数です。
眼病に効く「オメダマ」の由来
境内には、薬師殿があり、愛知県の蓬莱寺(真言宗)の尼僧梅風尼によりもたらされたとされる「薬師如来」が祭られています。「薬師如来」は病気を平癒してくださる仏さまとして知られていますが、この野崎の薬師様はその中でも「目」に良いと言われ、特に地面に落ちて土がついた団子は「オメダマ」と呼ばれて眼病に効くと伝わっているそうです。
新型コロナウイルスが蔓延してからは、ビニール袋に入れた団子を手渡しで配っています。形が変わっても1年に一度の行事を楽しみに待つ人たちがいることは嬉しい限りです。また宙を舞う団子に手を伸ばす様子を見られる日が待ち遠しいです。




開催時期 | 毎年10月8日 |
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会場 | 野崎八幡社 東京都三鷹市野崎1-23-1 |
アクセス | JR中央線武蔵境駅よりバス「野崎八幡」下車徒歩約2分 |
野崎八幡社薬師殿団子まきホームページ | https://ecomuse.jp/cultural-properties/
※この記事は、三鷹市をはじめ多摩地域全体の観光情報を発信する、多摩観光推進協議会が運営する「Another TOKYO TAMA」編集部がお届けしました。 |
多摩地域の観光情報は「Another TOKYO TAMA」 | https://at-tama.tokyo/lang_jp/
写真提供:茂垣貴子
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