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緑豊かな里山に450年続く例大祭 八王子市・御嶽神社例大祭

多摩の祭り

開催時期:9月中旬

開催地:八王子市石川町

八王子市石川町の里山にひっそりとたたずむ「御嶽神社」では9月中旬の祭礼日に「例大祭」が行われます。祭礼で奉納されるのが、獅子舞の一種である、「石川町龍頭(りゅうとう)の舞」です。土曜日と日曜との二日間、「御嶽神社」と「西蓮寺」の二か所で奉納されます。「西蓮寺」はこの獅子舞が初めて舞われた場所とされている関わりの深い寺院です。今回は、八王子市の「御嶽神社例大祭」について初回します。

緑豊かな里山に450年続く例大祭 八王子市・御嶽神社例大祭
大祭当日、拝殿の前庭で獅子舞が始まる

「御嶽神社例大祭」とは?

御嶽神社の鳥居脇では矢絣の衣装のササラすりの6人の女性たちが赤い大きな花笠を頭に乗せて、会場を左右に囲み、とても華やか。まず、少年たちが、場を清める大切な演目である「棒使い」を行ないます。棒がかんかんと当たる音、かけ声がこの場を清めます。

続いて腰に太鼓を付けた獅子舞が登場。乾いた音を響かせながら「藤掛かりの舞い」を舞います。そして剣士と獅子の戦いを演じる「太刀掛かりの舞い」が行われます。最後には謡曲高砂の中の千秋楽を皆で歌い末永い繁栄を祈って終わります。

緊張感のある太刀掛かりの舞い

コロナ禍の数年は縮小開催されましたが、「何があろうと舞わなければいけない」と言い伝えられている「藤掛かりの舞い」と「太刀掛かりの舞い」は毎年奉納されてきました。「太刀掛かりの舞い」は剣士と獅子の戦いを演じる緊張の舞です。

緑豊かな里山に450年続く例大祭 八王子市・御嶽神社例大祭
一人立ち、三匹で舞う。腰の太鼓が乾いた音を響かせます
緑豊かな里山に450年続く例大祭 八王子市・御嶽神社例大祭
花の香をかぐようなしぐさの獅子
緑豊かな里山に450年続く例大祭 八王子市・御嶽神社例大祭
空気が引き締まる太刀掛かりの舞い
DATA
開催時期 9月中旬
会場

御嶽神社
東京都八王子市石川町1

西蓮寺
東京都八王子市石川町13

アクセス

「御嶽神社」「西蓮寺」ともに JR中央線「八王子駅」北口から西東京バス「大和田経由宇津木台」行きまたは、「東海大学病院経由宇津木台」行きで、バス停「石川宮下」下車徒歩約5分。

ホームページ

https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kankobunka/003/003/006/001/p005216.html

 

※この記事は、八王子市をはじめ多摩地域全体の観光情報を発信する、多摩観光推進協議会が運営する「Another TOKYO TAMA」編集部がお届けしました。

多摩地域の観光情報は「Another TOKYO TAMA」

https://at-tama.tokyo/lang_jp/

 

 

写真提供:茂垣貴子

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