開催時期:5月上旬
開催地:東京都青梅市御岳山176
「武蔵御嶽神社 日の出祭」とは?
「武蔵御嶽神社」は、東京都青梅市の御岳山山頂(標高929m)に鎮座する、関東屈指の霊山として古くから信仰される神社です。徒歩でも登れますが、JR青梅線「御嶽駅」からバスで16分のところにある、御岳登山鉄道「滝本駅」よりケーブルカーでも登ることができます。
この「武蔵御嶽神社」では、毎年5月の上旬に、鎧武者行列など格式高い「日の出祭(ひのでまつり)が行われます。中世から続く祭りで、山伏たちの入峰の儀式が由来といわれ、旧暦の2月8日の日の出とともに行われてきました。
祭りは前日の「宵宮(よいみや)」から始まります。神様を白い布の絹垣で覆い御岳平に設けられた「御旅所(おたびしょ)」までお運びする「御幸の行列」が行われます。薄灯りの中で、陰燈の光が行列を照らし、厳かに進んでいきます。
翌日の「本宮(ほんみや)」では、出発の神事を行った後、神職、猿田彦命、白丁、鎧武者、神輿、稚児そして参列者など約100名からなる長い行列が宿坊の点在する集落を通って神社を目指します。
御岳山の山頂には、「武蔵御嶽神社」の本殿・拝殿をはじめ、数々の神を祀るお社があり、そのまわりには神職である「御師(おし)」と呼ばれる人々が経営する参拝者が泊まる宿「宿坊(しゅくぼう)」がありますが、行列が「宿坊」の前を通りかかると参道に人々が出て迎える姿が見られます。
最後の330段の石段を上がって神社に到着し、拝殿を三周して渡御は終了です。最後に神輿にお移ししていた神様を再び絹垣で覆い神社にお戻しして二日間の祭りは終わります。
「武蔵御嶽神社」とは?
「武蔵御嶽神社」の創建は10代崇神天皇7年といわれ、武停川別命(たけぬなかわわけのみこと)が東方十二道を平定した際、大己貴命(おほなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)をお祀りしたことが起源とされています。
中世になると山岳信仰が興隆し、戦国時代にかけて関東の「修験(しゅげん)」の中心となり、江戸時代になると「御師(おし)」の布教で一般の方々の参拝者が盛んになりなり、「講」が組織され、その泊まる宿「宿坊」が生まれました。「宿坊」は一般の人も泊まれます。
また、「武蔵御嶽神社」はオオカミ信仰の山としても知られています。オオカミは農作物を荒らす動物を追い払ってくれることから、災禍から人を守る神として関東地方を中心に信仰の対象になっていきました。その由来は「日本書紀」に『山奥で道に迷った日本尊命とその軍を導いた白狼が、日本尊命の「災いを防ぎこの地を守護せよ』との命に、その狼は「大口真神(おおくちのまかみ)」となって御岳山に留まった」と書かれています。
「武蔵御嶽神社」の神職などが住む社家にはそれぞれ先祖代々受け継がれてきたおいぬ様の像が祀られていて、各家で大切にされています。明治38年に絶滅したといわれるニホンオオカミですが、かつては御岳山でもニホンオオカミと人が共存していたそう。今でも信仰として人々の心に息づいています。
「武蔵御嶽神社」は、日本武尊を導いたとされる「おいぬ様(大口真神=狼)」を祀り、魔除け・災厄除け、五穀豊穣の神として広く信仰を集め、現在は愛犬家にも人気で、荘厳な雰囲気と豊かな自然が魅力のパワースポットです。
御岳登山鉄道の頂上駅「御岳山駅」から「武蔵御嶽神社」までの参道には土産屋や飲食店、多くの「宿坊」が並び、9時~16時まで自由に参拝でき、日本人だけでなく、外国人にも高い人気を集めています。
| 開催時期 | 5月上旬 |
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| ホームページ | |
| アクセス | JR御嶽駅からバスでケーブル下へ。ケーブルカー御岳山駅から徒歩約25分 |
| 写真提供 | 茂垣貴子 ※開催日は年によって変更になることがあります。開催日については神社等にお問い合わせください。 |



