新選組所縁の地である日野を巡り、幕末の時代に思いを馳せながら、建物や展示を見学。その後、フレンチレストランでシェフの独創的な料理を楽しむプランの例です。
09:00 JR 中央線・日野駅から徒歩12分
日野宿は、多摩川の渡し場を管理するなど甲州道中の重要拠点でした。現存する日野宿の本陣建物は、嘉永2年(1849)の大火によって焼失した主屋を、当主・佐藤彦五郎俊正が再建したもの。文久3年(1863)に上棟し、翌年完成しました。立派な式台玄関を設け、木造平屋建(ひらやだて)、切妻造瓦葺(きりづまづくりかわらぶき)屋根で、当初の建坪は約100坪ありました。
本陣の敷地には、佐藤彦五郎が近藤周助に師事して開いた天然理心流の「佐藤道場」があり、後に新選組局長となる近藤勇や副長の土方歳三、沖田総司、井上源三郎たちが激しい稽古に励みました。日野宿本陣建物は日野市の有形文化財に指定されているほか、建物を含む敷地は平成22年(2010)3月に、「日野宿脇本陣」として都の史跡に指定されています。(江戸時代をとおして脇本陣をつとめた期間が長かったことから、「脇本陣」として都の史跡になりました。いっぽう、幕末の一時期に本陣をつとめていたことから、日野市は「本陣」として指定しています。)
また多くの新選組ファンが訪れる「日野市立新選組のふるさと歴史館」では新選組と日野の歴史を辿る常設展に加え、企画展や特別展も年に何回か開催していますので、足を延ばして立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
JR日野駅から徒歩で12分
入館料:大人200円、小人50円
休館日:月 月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日が休館 年末年始
開館時間:9:30~17:00 入館は16時30分まで
11:15 日野宿本陣から徒歩15分
日野は、新選組隊士となる土方歳三や井上源三郎が生まれ、また土方歳三と近藤勇が出会い、新選組を支えた名主・佐藤彦五郎らが生きた土地。まさに「新選組のふるさと」と言って過言ではない場所です。「日野市立新選組のふるさと歴史館」では新選組や幕末維新、甲州道中日野宿などに関する常設展の他、さまざまな企画展も催されています。
記念撮影用に新選組の羽織や刀も用意されており、壬生屯所や五稜郭内の旧箱館奉行所、つまようじで描かれた土方歳三の巨大パネルを背景に写真を撮って楽しむこともでき、人気を博しています。日野宿本陣との共通入館券もあるため、多くの新選組ファンが日野のこの地を回遊し、その歴史と文化に触れ新選組に思いを馳せながら楽しんでいます。
JR日野駅から徒歩で12分
入館料:大人200円、小人50円
※日野宿本陣との共通券 大人300円、小・中学生70円
休館日:月 月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日が休館 年末年始
開館時間:9:30~17:00 入館は16時30分まで
12:30 新選組のふるさと歴史館からバスで「日野駅」5分→JR中央線「武蔵小金井駅」下車、徒歩5分
武蔵小金井駅から徒歩5分のところにあるフレンチレストラン「TERAKOYA」。ここでは、四季折々の花や紅葉が彩る日本庭園を眺めながら、オーナーシェフ・間光男氏が作る独創的なフランス料理を楽しむことができます。
1954年創業という歴史と伝統を重んじる一方で、常に新しい料理の創作に挑戦しているのがTERAKOYAの魅力。東京の中でも隠れた名店として知られており、多くのグルメや芸能人にも愛されています。各種パーティーの会場としても利用でき、落ち着いた雰囲気の中で素敵な思い出を作ることができます。