多様な文化や歴史、彩色豊かな自然――。
東京西部に位置する多摩地域は、東京23区よりも多い30市町村からなります。
約430万人が生活し、各地域で古くから続く文化を垣間見ることができます。
大都市・TOKYOとは思えない豊かな自然、土地の食材を活かしたやさしい食事も特徴です。
ここでは、都心から日帰りで楽しめる多摩地域の散策ルートをご紹介します。
おすすめの日帰り観光ルート

西多摩だから楽しめる色や体験
地域の生産物を地域で消費する。作り手の顔が見える地産地消に触れると、その地域ならではの色や文化を深く知ることができるでしょう。
09:00 JR秋川駅から徒歩約10分

ビーツ、カーボロネロ、フィレンツェナス、サンマルツァーノトマトなど、近年日本でも見かける機会が増えた西洋野菜の普及を目的に作られた研究会。
あきる野市で野菜の種子などを販売する野村植産が事務局となって、レシピや栽培方法を発信しています。季節によっては地域のマルシェなどに出店することも。
10:20 野村植産から徒歩約30分

ここでしか買うことのできない加工品や新鮮野菜を求めて遠くから訪れる人もいる人気の直売所。新鮮な朝取れ野菜を買うなら、午前中に訪れましょう。季節の野菜のほか、西洋野菜を購入することもできます。
12:00 JR東秋留駅からJR五日市線でJR武蔵五日市駅へ JR武蔵五日市駅から徒歩約20分

築約130年の古民家で本格的なイタリアンを堪能できるお店。西洋野菜や季節の地元食材をふんだんに使ったメニューの中でも人気なのはもっちもちの食感が楽しめる自慢の生パスタ。トマト系やオイル系、クリーム系など手作りの自家製ソースも豊富に用意されています。
本場イタリアから仕入れる水牛モッツァレラなどの厳選した海外食材と、地元の食材を合わさったイタリアンを堪能してください。
14:30 五日市イタリアン QUINTから徒歩約30分

店主が焼く自家製酵母の手ごねパンを求めて多くの人が来店するカフェ。チーズケーキやシフォンケーキ、ベーグル、スコーンなどが人気です。
地元の沖倉製材所が携わった多摩産材を使った木製のインテリアによって、店内は明るくて開放的な雰囲気です。木の香りに包まれて、ゆっくりしたひとときをお過ごしください。