開催時期:2月3日
開催地:東京都八王子市高尾町2390
2020年に「世界遺産」に認定された、人気のエリア「高尾山」にある「高尾山薬王院」では、立春前日の「節分の日」に、身上安全、事業繁栄、諸縁吉祥、除災開運を祈願する「節分会追儺式」(せつぶんえついなしき)が行われます。「追儺(ついな)式」とは節分に行われる鬼を追い払う儀式、つまり豆まきのことです。「高尾山薬王院」では午前午後を通して6回豆まきが行われます。
「高尾山薬王院 節分会追儺式」とは
「高尾山薬王院 節分会追儺式(ついなしき)」のいちばんの特徴は、例年、芸能人や大相撲の関取、八王子芸者、八王子車人形などが参加し、豆まきを行うこと。織物の町として栄えた八王子は、人や物の往来が盛んになり、大正時代から戦後まもなくまで「中町界隈」に「花街」がありました。今もその当時の情緒を残そうと、「芸者の置屋」や「懐粋な町並み」が再現されて、人気の観光名所となっています。
また、八王子には、江戸時代に考案された芸能で「ろくろ車」と呼ばれる車を納めた箱に腰掛けて操る人形芝居「八王子車人形」という文化があり、今も「西川小柳座」の方々によって継承され、公演されています。令和4年(2022年)に国の重要無形民俗文化財に指定されました。「八王子芸者」や「八王子車人形」など豪華なゲストが揃って豆をまく姿はなんとも華やかです。
全山が天狗信仰の霊山の高尾山
「高尾山」は「天狗」信仰の霊山として知られます。赤い顔に高い鼻、神通力を持つと言われる「天狗」は、山々を守り人々から畏れ敬われて来た伝説上の生き物です。高尾山では天狗はご本尊である飯縄大権現(いいづなごんげん)の随身として神格化され、薬王院のホームページには、厳しい修行をする山伏たちの姿が天狗と同一視されることも多いと紹介されています。
高尾山に登ると、高い鼻で団扇を手に持つ「大天狗」など天狗にまつわるいろいろなものに出会います。小天狗はカラスのようなくちばしがあり剣を構えて「烏天狗」とも呼ばれています。
お土産も天狗焼きや赤青天狗のイラストのてぬぐい、「天狗様のヘソのゴマ」というネーミングの黒い甘納豆と天狗にまつわるものが勢ぞろい。お正月の縁起物としては、元旦から節分までの限定で天狗うちわが販売されています。
ただし、「高尾山薬王院」に行かれる際はくれぐれも厳かな気持ちでお出かけください。
| 開催時期 | 2月3日 |
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| ホームページ | |
| アクセス | 京王線高尾山口駅より徒歩3分の清滝駅からケーブルカーまたはリフト。下車後徒歩20~30分 |
| 写真提供 | 茂垣貴子 |



