東京の豊かな自然を満喫できる高尾山は、標高599メートルと登山初心者でも挑戦しやすい山です。都心から電車で約1時間という手軽なアクセスも大きな魅力で、年間を通じて多くの登山客で賑わいます。
しかし、「どのルートを選べばいいの?」「どんな準備が必要?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、高尾山登山の初心者向けに、歩き方、楽しみ方、安全に楽しむための注意点を徹底的に解説します。この記事を読んで、より楽しく安全な高尾山登山へお出かけください。
なぜ高尾山は登山初心者におすすめなのか?
高尾山が多くの人に愛されるのには理由があります。初めての登山にぴったりな、3つのポイントをご紹介します。
1.都心からの抜群のアクセス 新宿駅から京王線に乗れば、乗り換えなしで高尾山口駅まで約50分。登山道に入るまでがスムーズなので、日帰りでも気軽に楽しめます。
2.体力に合わせて選べる豊富なルート 舗装された道から自然を満喫できるルートまで、複数の登山道が整備されています。体力や気分に合わせて、自分にぴったりのコースを選べます。
3.ケーブルカーとリフトが利用できる 「体力に自信がない」「気軽に山頂の景色を楽しみたい」という方のために、中腹まで登れるケーブルカーとリフトが運行しています。これらを活用すれば、無理なく登山を楽しめます。
高尾山登山の事前準備と持ち物リスト
登山を安全に楽しむためには、事前の準備が欠かせません。基本的な服装と、あると便利な持ち物をご紹介します。
準備のポイント
・服装: 動きやすい服装が基本です。山は天気が変わりやすいので、体温調節のために脱ぎ着しやすい重ね着がおすすめです。
・靴: 舗装された道が多い1号路であればスニーカーでも問題ありませんが、他のルートに挑戦する場合は、滑りにくいトレッキングシューズや底がしっかりした運動靴を選びましょう。
持ち物チェックリスト
必須アイテム:
・飲み物: 登山中はこまめな水分補給が大切です。
・タオル: 汗を拭いたり、日差しをよけたりと、何かと便利です。
・帽子: 日差し対策や熱中症予防に。
・ゴミ袋: ゴミはすべて持ち帰りましょう。
・小銭: 薬王院や売店、ケーブルカーなどで利用できます。
・携帯電話: 地図アプリや緊急時の連絡手段として。
あると便利なアイテム:
・日焼け止め、虫よけスプレー: 季節によってはあると快適です。
・行動食: チョコレートやナッツなど、手軽にエネルギー補給できるものがおすすめです。
・絆創膏、常備薬: 万が一に備えておくと安心です。
高尾山の主要登山ルートと所要時間
高尾山の主な登山ルートは6つありますが、ここでは初心者におすすめの3つのコースと、ケーブルカー・リフトを使ったコースをご紹介します。
1号路(表参道コース)
もっとも整備されたメインルートです。道幅が広く、ほとんどの区間が舗装されているため、初心者や体力に自信がない方でも安心して歩けます。また、薬王院など多くの観光スポットを経由するため、景色を楽しみながらゆっくりと登りたい方におすすめです。山頂までの所要時間は、登りでおよそ1時間40分が目安です。
6号路(びわ滝コース)
自然豊かな沢沿いを歩くコースです。飛び石を渡る場所もあり、自然との一体感や変化に富んだ登山を楽しめます。少しアクティブに、自然の中でリフレッシュしたい方におすすめです。山頂までの所要時間は、登りでおよそ1時間50分が目安です。
稲荷山コース
尾根伝いに進む、見晴らしが自慢のルートです。急な階段も一部ありますが、途中にある展望台からは美しい景色を望むことができます。絶景を楽しみたい方や、体力に自信がある方におすすめです。山頂までの所要時間は、登りでおよそ1時間30分が目安です。
ケーブルカー・リフト利用コース
登山に不安がある方や、時間がない方におすすめなのが、ケーブルカーやリフトを利用するコースです。高尾山口駅から徒歩数分の場所にある乗り場から、中腹まで一気に移動できます。山頂までの残りの道をゆっくりと自分のペースで散策できます。山頂までの所要時間は、ケーブルカーで約6分、リフトで約12分です。
高尾山登山の楽しみ方
山頂を目指すことだけが高尾山の魅力ではありません。道中にはたくさんの楽しみが待っています。
・薬王院の参拝 山の中腹にある「高尾山薬王院」は、1200年以上の歴史を持つ真言宗の寺院です。登山の安全を祈願し、厳かな雰囲気に触れてみましょう。
・名物グルメを堪能 道中や山頂には、高尾山ならではのグルメが楽しめます。特に、香ばしい香りが食欲をそそる「天狗焼き」や、登山で疲れた体に優しい「とろろそば」はぜひ味わってほしい一品です。
・絶景パノラマ 高尾山の山頂からは、都心はもちろん、空気の澄んだ日には富士山や丹沢山地まで見渡せる大パノラマが広がります。
登山中の注意点とマナー
安全に高尾山を楽しむために、以下の点に注意しましょう。
・無理のない計画を 日没時間を考慮し、無理のない時間配分で行動しましょう。
・自然を大切に 植物や生き物を採取したり、むやみに触れたりしないようにしましょう。
・ゴミは持ち帰り 登山中に出たゴミはすべて持ち帰るのがマナーです。
はい。舗装された1号路やケーブルカー・リフトを利用すれば、無理なく楽しめます。
春は新緑、秋は紅葉が特に美しいですが、四季折々の魅力があります。冬は空気が澄んで景色がよりきれいに見えます。
1号路や舗装された道を歩くのであればスニーカーで問題ありません。他のルートを歩く場合は、滑りにくい靴を用意しましょう。
高尾山は、登山初心者からベテランまで、誰もが楽しめる懐の深い山です。この記事を参考に、あなただけの高尾山登山を楽しんでくださいね。
この記事は、高尾山がある八王子市をはじめ多摩地域全体の観光情報を発信する、多摩観光推進協議会が運営する「Another TOKYO TAMA」編集部がお届けしました。
多摩地域の観光情報は「Another TOKYO TAMA」
https://at-tama.tokyo/lang_jp/
「Another TOKYO TAMA」高尾山
https://at-tama.tokyo/lang_jp/activity/takaosan/
「Another TOKYO TAMA」高尾登山鉄道
https://at-tama.tokyo/lang_jp/culture/takaotozan/
「Another TOKYO TAMA」高尾山薬王院
https://at-tama.tokyo/lang_jp/culture/yakuouin/
「Another TOKYO TAMA」高尾山麓 氷川神社



