国営昭和記念公園は、東京ドーム約39個分という、その広大さゆえに、「どこからどう回ればいいの?」と迷いがち。しかし、ご安心ください!公園内には総延長約14kmの自転車専用コースが整備されており、サイクリングは、広大な園内の見どころを効率よく巡り、開放的な景色を存分に楽しめる、おすすめの手段です。
この記事では、昭和記念公園のサイクリングコース全貌と、1日で主要な見どころを制覇できる達成感満載のモデルルートをご紹介します。
1. 昭和記念公園サイクリングコースの基本情報
公園内のサイクリングコースは、自転車専用の整備された舗装路で、安全に快適に走行できるように設計されています。
総延長/約14km
利用方法/レンタサイクルまたは持ち込み自転車
レンタサイクル利用可能時間/9:30~閉園30分前
サイクルセンター/立川口、西立川口、砂川口(3箇所)
駐輪場/コース各所に設置(自転車は必ず駐輪場へ)
レンタサイクル料金・車種(2025年10月現在)
公園には約2,000台のレンタサイクルが用意されており、手ぶらでも気軽に利用できます。
大人/3時間600円
中学生以下/3時間350円
タンデム車(特殊自転車)/3時間1,500円
2. 1日で主要スポットを制覇!達成感満載サイクリングルート
約14kmのコースをただ走るだけでなく、主要な見どころで自転車を停め、散策する時間も含めた、1日約5〜6時間のモデルルートです。
【スタート】立川口サイクルセンター
立川口ゲートから入園し、すぐにレンタサイクルを借りるか、持ち込み自転車でサイクリングコースへ。
1.カナール/滞在15分(写真)
ヨーロッパ風の運河。特に秋のイチョウ並木は見逃せない黄金のトンネル!
2.みんなの原っぱ/滞在45分(休憩・遊び)
東京ドーム2個分の広大な芝生。自転車を降りてピクニックや寝転んで休憩。
3.日本庭園/滞在60分(散策)
伝統的な和の美。秋の紅葉の絶景ポイントです。
ここで一服(呈茶サービスあり)。自転車は駐輪場へ。
4.こどもの森/滞在60分(遊具)
「雲の海(ふわふわドーム)」や巨大なアスレチックがある子供の遊びの聖地。
自転車は駐輪場へ。
5.砂川口・サイクルセンター/滞在60分
砂川口サイクリングセンターに駐輪し、砂川口売店で昼食。
6.花の丘/滞在30分(散策・写真)
園内で一番大きな花畑。春のポピー、秋のコスモスが一面に咲き誇る絶景スポット。
7.渓流広場/滞在30分(散策)
春のチューリップ畑(4月頃)のメイン会場。オランダ風の美しい景観を徒歩で散策。
8.水鳥の池・ボートハウス/滞在30分(2人乗りボート)
レイクサイドレストハウスやボートハウスがある。2人乗りのサイクルボートを楽しむ。
ボートは別料金。
9.【ゴール】立川口サイクルセンター/返却手続き。
ルートの達成ポイント
・全長: サイクリング約14km(コース一周)+徒歩移動(各スポット)
・所要時間: 休憩・散策を含め約5〜6時間
・通過絶景: イチョウ並木、花畑、日本庭園など、主要な見どころを網羅。
【注意!】 自転車を停めて散策する際は、必ず最寄りの駐輪場を利用してください。サイクリングコース以外は自転車の乗り入れが禁止されています。
3. サイクリングコース攻略の重要テクニック
広大な公園をスムーズに、安全に楽しむためのポイントです。
コースの特性を理解する
サイクリングコースは基本的に舗装されており走りやすいですが、一部に緩やかなアップダウンがあります。体力に自信のない方やお子様連れは、無理せずゆっくりと走りましょう。
駐輪場と休憩所を把握する
主要なスポット(こどもの森、日本庭園、渓流広場など)には駐輪場があります。自転車から降りて散策する際は必ず駐輪場に停めましょう。また、園内には売店やトイレも整備されていますので、休憩は計画的に。
安全運転を徹底する
サイクリングコースは自転車専用ですが、週末や花の見頃の時期は利用者で混雑します。
・過度なスピードを出さない。
・無理な追い越しはしない。
・カーブや坂道は特に注意して走行。
補助輪付き自転車や、ストライダーなどペダルのない自転車は、事故防止のため、サイクリングコースの走行が禁止されています。
可能です。立川口と西立川口には自転車専用の持込口がありますので、そちらからご入園ください。持ち込みの場合も、走行はサイクリングコース内に限られます。
予約はできません。レンタサイクルは当日先着順での貸し出しとなります。特にコスモスや紅葉の見頃の週末は混雑し、待ち時間が発生したり、在庫がなくなる場合があるため、早めの時間(開園直後)の利用をおすすめします。
可能です。サイクリングコースの各所に設置されている駐輪場に自転車を停め、その近くのパークトレインの停留所から乗車することができます。ただし、パークトレインは自転車を乗せることはできませんので、自転車は駐輪場に施錠して停めてください。
園内にはスマートフォンなどを充電できるコンセントが用意されている休憩所はありません。長時間滞在する場合は、モバイルバッテリーを持参されることをおすすめします。
昭和記念公園のサイクリングは、広大な自然を肌で感じ、四季折々の花や絶景を効率よく巡る最高の体験です。ぜひ自転車を活用して、公園の隅々まで満喫してください!
この記事は、国営昭和記念公園のある立川市・昭島市をはじめ多摩地域全体の観光情報を発信する、多摩観光推進協議会が運営する「Another TOKYO TAMA」編集部がお届けしました。
国営昭和記念公園公式サイト
https://www.showakinen-koen.jp/
多摩地域の観光情報は「Another TOKYO TAMA」
https://at-tama.tokyo/lang_jp/
Another TOKYO TAMA「国営昭和記念公園」
https://at-tama.tokyo/lang_jp/culture/showakinen-park/



