開催時期:1月
開催地:東京都府中市押立町5丁目
府中市では、「押立地区」と「四谷地区」の2カ所で今も「どんど焼き」が伝行われています。中でも押立地区のどんど焼きは都内最大規模といわれます。約10メートルほどのやぐらが毎年小正月に燃やされます。
「押立どんど焼き」とは?
長さ10メートル以上もある竹を立てそのまわりに竹でやぐらを組むのが押立流。設営の日の早朝、地元の人びとが集まり作業開始。呼吸を合わせて、細く割った竹で下から上へと固定しながら上り、直径7メートルの大きな円錐形のやぐらを組み上げていきます。午前中に骨組みが完成。午後からわらを乗せるとやぐらが完成。翌日の「どんど焼きのつどい」では、やぐらの内部を見学することもできます。
当日は朝8時に点火すると、もくもくと白い煙が湧き出て、天を突くように炎が燃え上がり、みるみるうちに焼け落ちていきます。回りを取り囲んだ人たちは炎の勢いに圧倒されながらも、それぞれが「今年も元気で」と願い込め、この古くからの行事を見守ります。
すぐ近くには「押立の渡し」の記念碑
どんど焼きの会場のすぐ近くには「押立の渡し」の記念碑があります。府中市の南端を流れる多摩川には、計7か所に「渡し」があり物資の運搬などに利用されていました。その一つが府中市押立町と稲城市押立を結んでいた「押立の渡し」です。
その歴史は古く、府中市が設置した記念碑には、「土橋がかかっていたが多摩川の水量の多い時期には舟を用いていた」と記されていて江戸時代からあり、昭和10年代になり、上流下流に二つの橋が架かったことで利用数が減り廃止されたそうです。
今も「押立」という地名は府中市と稲城市にはあり、そんな歴史があって、どんど焼きで使われる竹は、「府中市押立地区」の対岸の「稲城市押立」から切り出されたものを使っているそうです。「押立どんど焼き」の炎の向こうには「稲城市押立」の風景が望めます。そう思って眺めると、この地の歴史を感じることができます。
| 開催時期 | 1月 |
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| ホームページ | https://www.city.fuchu.tokyo.jp/gyosei/fuchusinogaiyo/jiko/fuchu_winter.html |
| アクセス | 京王線府中駅よりちゅうバス(府中市コミュニティーバス)にて押立5丁目下車 |
| 写真提供 | 茂垣貴子 |



