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【府中】大國魂神社のご利益・見どころ完全ガイド!1900年の歴史と「武蔵国総社」の凄さとは?

観光トピックス

東京都府中市に鎮座する大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)。

約1900年という悠久の歴史を持ち、東京・埼玉・神奈川の一部を含む「武蔵国(むさしのくに)」の守り神として親しまれています。

今回は、参拝前に知っておきたい歴史やご利益、境内のおすすめパワースポットを徹底解説します。

【府中】大國魂神社のご利益・見どころ完全ガイド!1900年の歴史と「武蔵国総社」の凄さとは?

1. 大國魂神社が「東京最強クラス」と言われる理由

大國魂神社がただの神社ではない最大の理由は、ここが「武蔵国総社(むさしのくにそうじゃ)」であるという点です。

1-1. そもそも「総社」とは?

かつて、国司(今の県知事のような役職)が任国に赴任した際、その地域の主要な神社を全て巡拝して回る仕事がありました。しかし、これは大変な労力が必要でした。

そこで、国府(役所)の近くに「地域の神々を合祀(ごうし)した神社」をまとめ、一箇所で参拝できるようにしたのが「総社」の始まりです。

1-2. ここ一社で「東京・埼玉・神奈川」の主要神社を巡れる?

大國魂神社の本殿には、主祭神である大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)と共に、武蔵国の主要な6つの神社(六所)の神々が祀られています。

つまり、大國魂神社に参拝することは、以下の6つの神社すべてを参拝するのと同じくらいのご利益があると考えられているのです。

・一之宮: 小野神社(東京都多摩市)
・二之宮: 二宮神社(東京都あきる野市)
・三之宮: 氷川神社(埼玉県さいたま市)
・四之宮: 秩父神社(埼玉県秩父市)
・五之宮: 金鑚(かなさな)神社(埼玉県児玉郡)
・六之宮: 杉山神社(神奈川県横浜市)

この「ご利益の集結」こそが、多くの人々を惹きつける理由の一つです。

2. 大國魂神社のご利益と主祭神

主祭神:大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)

大國魂大神は、出雲大社の大国主神(おおくにぬしのかみ)と同じ神様とされています。

武蔵国の人々に衣食住の道を教え、医療やまじないの術を授けたとされる、慈愛に満ちた福の神です。

主なご利益

厄除け・厄払い: 多くの神々の力が集まる場所として、強力な厄除けの力があるとされます。
縁結び: 福の神であり、人とのご縁を結ぶ神様としても有名です。
商売繁盛: かつてこの地が政治経済の中心地(国府)であったことから、仕事運や事業繁栄の祈願も多いです。

【府中】大國魂神社のご利益・見どころ完全ガイド!1900年の歴史と「武蔵国総社」の凄さとは?

3. 境内を歩く!絶対に見逃せない「見どころ」5選

広い境内には、本殿以外にも見逃せないスポットが点在しています。

3-1. 馬場大門のケヤキ並木(国指定天然記念物)

神社へ続く参道には、美しいケヤキ並木が続きます。これは源頼義・義家父子が戦勝祈願のお礼に苗木を寄進したのが始まりとされ、国指定の天然記念物となっています。緑のトンネルを歩くだけで心が洗われます。

3-2. 樹齢1000年!本殿裏の御神木「大イチョウ」

本殿の裏手にひっそりと佇むのが、樹齢約1000年と言われる大イチョウです。

その昔、大イチョウの根元に蜷(にな)という貝類が住み着き、その水のおかげで火事の際も延焼を免れたという伝説があります。現在もパワースポットとして人気です。

3-3. 宮乃咩神社(みやのめじんじゃ)

参道の途中にある小さな社ですが、ここは「安産」と「芸能」の神様として有名です。

源頼朝の妻、北条政子の安産を祈願したことでも知られています。底の抜けた柄杓(ひしゃく)を奉納する珍しい風習があります。

3-4. 鶴石・亀石

随神門(ずいしんもん)の近くにある2つの石。
古くからめでたいものとして大切にされてきました。「鶴石」「亀石」を探してみてください。

3-5. 人形流し(ひとがたながし)

自分の身体の悪い部分や穢れを人形(紙でできた人の形)に移し、水に流して清める場所が境内に設けられています。心身をリフレッシュしたい方におすすめです。

4. 開門時間・アクセス

開門時間:季節により異なります。詳細は公式サイトをご確認ください。

アクセス&周辺情報

最寄り駅:

・京王線「府中駅」南口から徒歩5分

・JR武蔵野線・南武線「府中本町駅」から徒歩5分

駐車場:あり(参拝者用駐車場)

よくある質問
有名な「くらやみ祭」とは何ですか?

毎年4月30日から5月6日にかけて行われる大國魂神社の例大祭です。関東三大奇祭の一つに数えられ、メインとなる5月5日の夜には、8基の神輿が町を練り歩きます。かつては明かりを消して暗闇の中で行われたことから「くらやみ祭」と呼ばれています。

御朱印はどこで頂けますか?

拝殿に向かって左手にある「社務所」または右手にある「授与所」にて頂くことができます。通常の御朱印のほか、全国総社巡りの御朱印帳なども取り扱われています。

「からす団扇(うちわ)」とは何ですか?

毎年7月20日の「すもも祭」で頒布される特別な団扇です。この団扇で扇ぐと、農作物の害虫が駆除され、病気にかからないと言われており、玄関に飾る風習があります。

まとめ

1900年の歴史を持ち、武蔵国のパワーが集結する大國魂神社。
厄払いや縁結びはもちろん、ケヤキ並木の散策や府中駅周辺のグルメと合わせて、休日のリフレッシュに訪れてみてはいかがけでしょうか。

この記事は、府中市をはじめ多摩地域全体の観光情報を発信する、多摩観光推進協議会が運営する「Another TOKYO TAMA」編集部がお届けしました。

大國魂神社公式サイト

https://www.ookunitamajinja.or.jp/

 

多摩地域の観光情報は「Another TOKYO TAMA」

https://at-tama.tokyo/lang_jp/

 

「参道に熊手商の店が賑やかに並ぶ 府中市・大國魂神社 「酉の市」

https://at-tama.tokyo/lang_jp/tourismtopics/ookunitamajinja-torinoichi/

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