「三鷹の森ジブリ美術館」は、ただアニメの展示を見るだけの場所ではありません。宮﨑駿監督の「迷子になろうよ、いっしょに。」というコンセプトの通り、訪れる人々が物語の世界に入り込み、五感で楽しめる仕掛けが随所に散りばめられています。
この記事では、ジブリ好きなら絶対に体験してほしい、美術館でしか味わえない特別な体験を4つ厳選してご紹介します。
1. 映像展示室「土星座」で短編アニメーションを鑑賞
美術館の地下にある小さな映画館「土星座」では、スタジオジブリ制作のオリジナル短編アニメーションが上映されています。
上映作品は定期的に入れ替わるため、何度も新しい出会いがあります。来館時に入場券と交換する35mmフィルム付フィルムきっぷで短編アニメーションを見ることができます。
「土星座」の大きな特徴は、窓がある映画館だということ。ここではじめて映画に出会う子どもたちにとって、映画が怖い思い出にならないように考えらえた映画館なのです。
2. カフェ「麦わらぼうし」で心を込め手作りした軽食を堪能
美術館のテラスにあるカフェ「麦わらぼうし」では、素朴で温かい料理やスイーツを味わうことができます。
展示や映画を見た後にほっとひと息つける、甘い焼き菓子や飲み物の味が魅力です。
3. 企画展示室でジブリならではの目線に触れる
常設展示だけでなく、期間ごとにテーマが変わる企画展示も美術館の大きな魅力です。
単にジブリ作品のキャラクターや名場面を紹介するだけでなく、「アニメーションとは何か」といった、より本質的なテーマを深く掘り下げています。宮﨑駿監督が「アニメーションへの新しい見方が生まれてくる場所をつくりたい」と語っているように、ユニークで多岐にわたるテーマで企画展が行なわれています。
4. 屋上庭園でロボット兵と天空の城を体験
螺旋階段を上った先にある屋上庭園は、まるで「天空の城ラピュタ」の世界に迷い込んだかのような空間です。
屋上庭園のシンボルは、そびえ立つ大きなロボット兵。その圧倒的な存在感は、見る者を感動させます。近くにある、ラピュタ文字が刻まれたな要石も見逃せません。
豊かな緑に囲まれながら、ジブリ作品の世界観を全身で感じられる最高のフォトスポットです。閉館間際を狙うのがおすすめです。
いいえ、三鷹の森ジブリ美術館は日時指定の予約制となっており、当日券の販売はありません。ローソンチケット(ローチケ)で、事前に購入する必要があります。
館内は、写真・動画撮影は禁止されています。ただし、屋外スペースでは撮影が許可されています。
ミュージアムショップ「マンマユート」では美術館オリジナルのグッズが購入できます。また、図書閲覧室「トライホークス」にて宮﨑監督のおすすめする書籍を購入できます。カフェ「麦わらぼうし」でも、一部の限定グッズが販売されています。
はい、1階にコインロッカーが設置されています。大きな荷物はロッカーに入らない場合がありますので、その際はスタッフに相談してください。
三鷹の森ジブリ美術館は、ただ展示を見るだけでなく、五感で物語を感じ、自分だけの物語を見つけられる場所です。
今回ご紹介したポイントは、ジブリ作品を愛するすべての人にとって、忘れられない思い出となることでしょう。訪れる際はぜひ、スマホをしまい、五感をフル活用して、ジブリの世界を心ゆくまでお楽しみください。
この記事は、三鷹市をはじめ多摩地域全体の観光情報を発信する、多摩観光推進協議会が運営する「Another TOKYO TAMA」編集部がお届けしました。
三鷹の森ジブリ美術館公式サイト
https://www.ghibli-museum.jp/
多摩地域の観光情報は「Another TOKYO TAMA」
https://at-tama.tokyo/lang_jp/



