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NHKマイあさラジオで多摩観光情報を放送中! 放送日・放送概要を紹介します♪

NHKのラジオ第1マイあさラジオ「おでかけ関東甲信越」で、年5回に亘って、多摩地域の観光について情報を発信しています。

去る6月21日(木)の放送では、奥多摩のダム巡りについてご紹介させていただきました。

今後の放送予定日 9/6、11/22、1/31

6/21(木)の放送概要を見る

マイあさラジオ おでかけ関東甲信越 6月21日(木)7時45分頃放送

  • 出演多摩観光推進協議会事務局 米光彰浩(よねみつ・てるひろ)
  • 収録日6月18日(月)午前11時~制作スタジオ
  • テーマ「奥多摩のダム巡り ほか」
大久保)米光さん、おはようございます!
このところの多摩地域の観光の状況はいかがですか?

■米光

多摩地域も梅雨の季節を迎え、一雨ごとに色を変えるアジサイが美しい季節となりました。調布市の「深大寺」や、あきる野市の「南沢あじさい山」などで色とりどりに満開を迎えていまして、多くのお客様で賑わっています。

大久保)今朝のおでかけ情報は何でしょうか?

■米光

今朝は見た目にも迫力があって涼しさも感じられる場所、「ダム」の楽しみ方をご紹介します。

加藤)ダムですか。多摩には東京都民が日ごろお世話になっている大きなダムがありますよね!

■米光

はい。近頃は「ダムマニア」なんていう言葉も浸透し、日本全国のダムで“ダムカード”が配布されるなど、巨大なダムが密かなブームを呼んでいます。

東京多摩には、江戸初期に玉川上水が整備されてから、現在に至るまで「東京の水がめ」としての重責を担い続けている魅力的なダムが点在しています。

その中でも有名なダムが、ダム湖100選にも選ばれた、周囲45kmの奥多摩湖にたたずむ「小河内(おごうち)ダム」です。

大久保)小河内ダム、どんな特徴のあるダムでしょうか。

■米光

都心からおよそ65キロの奥多摩町にあり、標高530mのところに位置します。

ダムの大きさとしては、高さが149m、高さは353mという規模です。

昭和32年の完成以来、ここで貯えられた水は、多摩川に放流され、小作取水堰、羽村取水堰で水道原水として取水され、東京都民の生活水を支えています。

また、近くには展望塔がありまして、ここからの眺めが圧巻です。東側の窓からはダム下から100m以上のスリルある様子が、また、西側の窓からは雄大な貯水池を一望できます。

私も行ったことがありますが、展望塔までの数百メートルの道中、特に東側の柵から覗くダム下は、展望塔のようにガラスで覆われてもいないことから、よりダムの壮大さを肌で感じるとともに、全身がゾワゾワしたスリルがあったことを覚えております。

加藤)私も行った事がありますが、ダムが大きいですね。

■米光

また、ダムの仕組みをわかりやすく解説する「奥多摩 水と緑のふれあい館」などダムに関わる観光スポットもあります。このふれあい館のレストランでは、名物・小河内ダムカレーが評判です。

大久保)ダムカレー、人気あるんですよね!

■米光

はい。ご飯で堰堤、カレールーで貯水池、さらにフライドポテトで展望塔と、ユニークに表現しています。探検気分でダムを巡った後の腹ごしらえは、インパクト満点のダムカレーでキマリです。但し、1日20食限定となっておりますので、ご注意ください。でも、万が一にも売り切れたとしても、他にも奥多摩のヤマメの使用や、鹿肉を使用した魅力的な定食、また、ラーメン・うどん・そばなどもありますのでご安心ください。

加藤)小河内ダムへの行き方は?

■米光

展望塔へはJR青梅線の奥多摩駅からバスで20分ほど、奥多摩湖バス停で降りてください。また「水と緑のふれあい館」に隣接して駐車場もありますので、車でもお越しいただけます。

さて、今日はもう1つダムをご紹介します。先ほどの小河内ダムから車で15分ほどの下流に位置する、白丸調整池を堰き止める「白丸調整池(しろまるちょうせいち)ダム」です。高さ30m、堤頂の長さ61mということで、この数字だけ聞くと小さなダムを想像するかもしれませんが、水しぶきが舞い上がる放水は迫力満点です。

また、ダム建設によって阻まれた魚の遡上を可能にする「魚道(ぎょどう)」を備えているのも特徴です。

大久保)そうですか。水のきれいな奥多摩、お魚も多いでしょうね。
この魚道は見学することができるんですか?

■米光

はい。白丸魚道は、高低差27m長さ330mと日本最大級の大規模魚道の一つです。

そこまでは螺旋階段で降りていくんですが、これがまた異世界感たっぷりで見ものです。このあたりにはアユやヤマメ、サクラマスなどが生息しています。

この白丸調整池ダムへの行き方は、電車ではJR青梅線の鳩ノ巣駅・白丸駅から歩いて20分ほど。また車のお客様は、魚道入口の前にある無料駐車場をご利用できます。

また、今日ご紹介したどちらのダムも、ダムカードの配布がありますので、興味のある方は記念に持ち帰られると良いと思います。

なお、開館日や配布の時間帯が限られています。ダムの名前で検索するとインターネットで調べることもできますので、事前にご確認の上おでかけください。

加藤)この時期のダム巡り、楽しそうですね!
さて、奥多摩地域ではこれから夏に向けてオススメのイベントなどはありますか?

■米光

そうですね、今朝は最後に国立の朝顔市について少しご紹介しましょう。

来月、7月7日(土)と8日(日)の2日間、JR国立駅南口から真っ直ぐ延びる大学通りの、一橋大学に隣接した緑豊かな緑地帯で朝顔市が開催されます。

大久保)国立は朝顔の生産が盛んなんですか?

■米光

実は朝顔市が始まった平成元年には、入谷朝顔市でも仕入先としている江戸川区内の栽培者から朝顔を仕入れていたんです。ですが翌年、地元の農家の方々で「朝顔・鉢物研究会」が結成され、江戸川区内の農園に研修に出かけ、本場の技術を学びながら、試行錯誤の中で国立での朝顔栽培に乗り出しました。その後、国立の朝顔市でも“国立産”の朝顔が並ぶようになりました。

国立の朝顔は「日本朝顔」で、その特徴としては、あんどん仕立ての鉢に必ず、それぞれ違う色の4色が植えられていることから、4色の朝顔が咲くことです。そのバリエーションは様々用意してあります。また、茶色の花が咲く「団十郎」という種類がとても人気があります。あんどん仕立てとは、鉢の縁に仕立てた5本の支柱が二つの輪のフレームを支え、朝顔の蔓が巻き付きやすくして、朝顔が楽しめるものです。花は大きく、花芽を摘んで世話することで、秋口までの長期間楽しむことができるそうです。

加藤)夏の風物詩、長く鑑賞できると嬉しいですね。

■米光

子どもたちも楽しめるようなイベントがあるほか、地元産のくにたち野菜の販売などもあります。例年浴衣姿でいらっしゃる方も見かけます。是非7月7日・8日、国立の朝顔市にいらしてください。

大久保)米光さん、ありがとうございました。
おでかけ関東甲信越、今朝は多摩観光推進協議会事務局の米光彰浩(よてみつ・てるひろ)さんに伺いました。

お問い合わせ先

■小河内ダムについては

小河内貯水池管理事務所 電話: 0428-86-2211〜3

■白丸調整池ダムについては

東京都交通局車両電気部発電事務所 電話:0428-78-8567

■くにたち朝顔市については

くにたち朝顔市実行委員会(国立市商工会)電話:042-575-1000

NHKマイあさラジオ

ラジオ第一 午前5時00分~ 午前7時40分

http://www4.nhk.or.jp/r-asa/

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