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御岳山宿坊

古くから信仰の対象とされている御岳山。その昔は山岳修行の場として、多くの修験者たちがこの山にこもり、厳しい修行を重ねました。江戸時代に入ると、御岳詣が庶民にも広まり、関東各地で「御岳講」という集まりができ、その代表者が御岳山へ参拝するようになります。

このときに、山上の住居を「宿坊」として提供、参拝者を世話し、祈祷をおこなったのが「御師(おし)」です。現在は御師が武蔵御嶽神社の神職を勤め、山上には御師の運営する宿坊が25軒あります。

200年以上続く老舗の宿坊もあり、各宿で山の恵みを使った手づくりの料理が提供され、旅人の疲れを癒します。眼下に広がる夜景や星空は絶景で、鳥のさえずりで目覚める朝時間は格別。また滝行や瞑想など、宿坊ならではのプログラムが体験できる宿もあります。

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