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イタリアン 東大和市 『Coloritura(コロリトゥーラ)』

イタリアン 東大和市 『Coloritura(コロリトゥーラ)』

郷土系手打ち生パスタやジビエ肉、 豊富なドルチェが魅力のトラットリア

南ヨーロッパに位置し、地中海に向かって南北に長細く伸びる国「イタリア」は、20の州に分かれ、食文化が豊かで、それぞれの地域ならではの郷土料理が楽しめるのが魅力だ。多摩地域でも、そんなイタリア各地で修業されたシェフが多く、多彩なイタリア郷土料理が味わえる。西武鉄道拝島線の東大和市駅近くにある「Coloritura(コロリトゥーラ)」は、普段使いの気軽な雰囲気でいただく、彩り豊かで味わい深いイタリアン惣菜と、本格的な手打ち生パスタやジビエ肉、また農家直送のとれたて野菜の美味しさを生かした料理が楽しめるトラットリア。オーナーシェフの清川勇次(きよかわ ゆうじ)さんが料理の全てを一人で手がける。

 

ランチタイムは、「イタリア マンマの味」の定番、ラザニアを含む3種類のパスタ料理から選べるデイリーなランチセット(自家製フォカッチャ・サラダ・食後のドリンク付き1540円 税込~)や、気軽に楽しめるコース(2200円 税込)。とれたて新鮮な野菜をふんだんに使ったサラダやパスタは、お値段以上の満足感があり、じんわりと体に染み渡るような飽きのこない優しい味にリピートするファンも多い。

 

ディナータイムでは、定番のアラカルトメニューに加え、季節のおすすめアラカルトや、シェフのおまかせコース(2750円・3850円税込)が用意されているが、特に注目したいのは、黒板に書かれた「おすすめメニュー」。旬の具材を入れ込んだラビオリや、野菜のピュレを練り込んだタリアテッレ、オレッキエッテなどの変わった形の手作りショートパスタが、それぞれ相性の良い旬の具材やソースと合わせられていて興味惹かれるものばかり。冬の時期には「但馬の鹿肉」や、「丹波猪肉」や「穴熊」など数々のジビエが入荷し、煮込みや、ローストなどの調理法で楽しめる。

気軽でありながらもガストロノミーな 料理が愉しめるトラットリア

清川シェフが信頼を寄せる農家の採れた野菜もこの店の魅力の一つ。都心の有名シェフもその味を求めて買いに来るという、江戸時代から続く国分寺の「小坂農園」の野菜や、農業体験など食育に積極的に取り組み、料理人にも定評がある生産者、東大和市「橋本農園」の野菜が登場。「ここの野菜は本当に美味しい」と、サラダや付け合わせなどでは、あえてシンプルに提供する。

 

清川シェフは、16歳から料理の道に進み、国分寺市の人気イタリアン「トラットリア・カレラ」で修業。独立までの十数年間、都心のリストランテなどでも鍛錬を積み、本場イタリアにも出向き、各地の郷土料理を学んだ。現地では休みの日は昼と夜にレストランを食べ歩き、そんな修業時代に慣れない環境の中でシンプルなトマトソースのパスタ「ポモドーロ」を食べ、ほっとしたことも。そんな体験がイタリア料理を深く知るきっかけとなり、「気をてらわず、素材を生かした食べてほっとする料理を提供したい」という清川シェフの今の「スタイル」が生まれるきっかけにもなった。

 

家庭的で親しみやすいトラットリアの雰囲気で、センスある食材のチョイスや、手間暇かけたお料理の数々を楽しめる「コロリトゥーラ」にぜひ足を運んでみてはいかが。

*価格は2025年1月現在のものとなります。変更になる可能性がありますので店舗にてご確認ください

DATA
施設名

Coloritura(コロリトゥーラ)

住所

東大和市南街5丁目66-13

TEL

042-508-2056

営業時間

ランチ 11:30~15:00(14:30L.O)

ディナー 17:30~21:30(21:00L.O)

定休日

日・祝日・月ディナータイム

(詳しくはホームページをご覧ください)

対応言語

日本語・英語・イタリア語

メニュー

日本語

公式サイト

https://coloritura.my.canva.site/

5種類のイタリアン惣菜をいただける「アンティパスト・ミスト」。アンティパストは「お料理の前の=前菜」という意味。ミストは「ミックス=盛り合わせ」の意味。本場イタリアでは食前酒を飲みながらお料理が出来上がるのをゆっくり待つための定番の一皿
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